格安SIMへの乗り換えで悩むポイントのひとつが「スマホ端末をどうするか」です。今使っている端末をそのまま使うこともできますが、対応していない場合や古くなった場合は新しい端末の購入が必要になります。新品だけでなく、中古スマホやSIMフリー端末を選べばコストを抑えて最新機種を使えるチャンスです。この記事では、格安SIMに最適な中古スマホの選び方、安全な購入先、注意点を徹底解説します。
1. 中古スマホを選ぶメリット
コストが安い
新品のハイエンドスマホは10万円以上することもありますが、中古なら半額以下で購入できることも珍しくありません。格安SIMの節約効果と合わせて、通信費と端末代をトータルで大幅に抑えられます。
SIMフリー端末を選べる
中古市場ではSIMフリーモデルも多く流通しています。SIMロック解除の手間が不要で、格安SIMに差し替えてすぐ使えます。
幅広い機種から選べる
最新モデルから1〜2年前の型落ちまで、予算や用途に合わせて柔軟に選べます。性能面でも、型落ちのミドルレンジモデルはまだまだ十分実用的です。
2. 中古スマホを選ぶときのチェックポイント
SIMロック解除されているか
キャリア販売の中古端末はSIMロックが残っていることがあります。
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2021年以降の端末は購入時点でSIMフリーが多い
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それ以前の機種は販売元にてSIMロック解除されているか要確認
ネットワーク利用制限(赤ロム)を確認
前の持ち主が端末代を未払いのままだと、後から通信不可になるリスクがあります。購入時に「◯(利用可能)」や「△(注意)」などの表示を確認し、できれば保証付き販売店で購入しましょう。
バッテリー状態
中古スマホはバッテリーが劣化していることも多いです。iPhoneなら設定→バッテリー→バッテリーの状態から確認可能。80%以上を目安に選ぶと安心です。
防水・防塵機能の劣化
中古端末は一度分解修理されている場合、防水性能が落ちている可能性があります。お風呂やキッチンでの利用は避けるか、防水ケースを使用しましょう。
3. 安全な購入先の選び方
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大手中古スマホショップ
イオシス、ゲオモバイル、じゃんぱらなどは動作保証付きで安心。 -
オンラインショップ
Amazon Renewed、楽天市場の公式ショップなどは返品保証あり。 -
格安SIM事業者のセット販売
IIJmio、mineo、OCNモバイルなどは中古端末の取り扱いもあり、動作確認済みで安心。
フリマアプリやオークションでも安く買えますが、保証がない場合が多く初心者には不向きです。
4. 格安SIMと相性の良いおすすめ機種
iPhoneシリーズ
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iPhone SE(第2/3世代):コンパクトで安価、まだ数年はOSサポートあり
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iPhone 12 / 13:5G対応、価格がこなれてきた狙い目モデル
Androidシリーズ
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Google Pixel 6a / 7a:コスパ最強、長期アップデート保証
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Xperia 10シリーズ:ミドルレンジで十分な性能、画面縦長で見やすい
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AQUOS senseシリーズ:電池持ちが良く、国産でサポート充実
5. 中古スマホ購入後の初期設定
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OSアップデートを実施
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工場出荷状態にリセット(前所有者のデータ消去)
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格安SIMのAPN設定を行う
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セキュリティ対策アプリをインストール
初期設定をしっかり行うことで安全に利用できます。
6. 端末保証と修理サポート
中古端末でも月額数百円で保証を付けられる事業者があります。
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mineo端末安心保証サービス
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楽天モバイル端末交換保証プラス
落下や水没が心配な方は、保証を付けておくと安心です。
まとめ
格安SIMに乗り換えるときは、中古スマホを活用すれば端末代を大幅に節約できます。購入時はSIMロック解除、ネットワーク利用制限、バッテリー状態を必ずチェックし、保証付きの販売店を選ぶと安心です。この記事を参考に、コストと性能のバランスが取れた1台を見つけて、快適な格安SIMライフを始めてください。