スマホ代を安くしたいと考えたとき、家族全員でまとめて格安SIMに乗り換えると、1人あたりの料金がさらに下がります。大手キャリアの家族割を利用していても、月1人あたり5,000〜7,000円払っている家庭は多いでしょう。格安SIMなら、家族4人で月額1万円以下に抑えることも可能です。この記事では、家族で格安SIMを使うメリット、複数回線活用のコツ、プラン選び、注意点を詳しく解説します。
1. 家族で格安SIMに乗り換えるメリット
月額料金が大幅に安くなる
大手キャリアの家族割を適用しても、4人家族で合計2万円以上かかるケースは珍しくありません。
格安SIMなら以下のように大幅に下がります。
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大手キャリア:月7,000円 × 4人 = 月28,000円
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格安SIM:月2,000円 × 4人 = 月8,000円
年間換算で約24万円の節約になります。
データをシェアして無駄を減らせる
IIJmioやmineoなどでは家族でデータ容量をシェアできるプランがあります。
余ったデータを家族間で分け合えるので、1人だけ容量不足になる心配が減ります。
複数回線割引や特典がある
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IIJmio:同一契約内の追加SIMは月額料金が安くなる
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NUROモバイル:バリュープラスを複数回線契約で割引
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mineo:パケットギフト機能で容量を送り合える
2. 家族向け格安SIMおすすめプラン
事業者 | 特徴 | 家族向けメリット |
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IIJmio | コスパ最強、回線選択可 | データシェア可能、追加SIM安い |
mineo | コミュニティ活発 | パケットギフト機能、容量無制限の低速プランあり |
LINEMO | ソフトバンク回線 | LINE使い放題、3GB〜20GB選べる |
楽天モバイル | 無制限プランあり | 家族全員が同一料金、海外2GB無料 |
イオンモバイル | プラン種類最多 | シェアプランは最大5枚のSIMが利用可能 |
3. 家族で乗り換えるときのステップ
① 使用状況を把握
家族全員のデータ使用量と通話回数を1ヶ月分確認します。
データをほとんど使わない子どもや高齢者には1〜3GBのプラン、大容量ユーザーには10〜20GBプランを組み合わせるのがおすすめです。
② MNP予約番号を取得
家族全員分の番号を事前に取得。キャリアごとに有効期限があるので一度に手続きを済ませるとスムーズ。
③ まとめて申し込み
同一契約内で複数回線を申し込むと、請求や管理が簡単になります。
④ SIMカード到着後に一斉切り替え
同じ日に切り替えるとトラブルが少なく、スマホが使えない時間も短く済みます。
4. 家族シェアの注意点
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管理者(親回線)が解約すると全回線解約になる場合がある
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データ容量の分け方を事前に決めておかないと、使い過ぎる人が出る
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小学生・中学生が使う場合はフィルタリングサービスを設定する
5. 通話オプションの選び方
家族全員がよく電話する場合は、かけ放題オプションを付けると安心です。
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10分かけ放題:月500〜900円程度
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完全かけ放題:月1,000〜1,800円程度
家族間通話がLINEで済む場合はオプション不要にして節約も可能。
6. 家族全員で乗り換えるときの料金シミュレーション
例:4人家族、合計30GB利用、10分かけ放題2人分
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IIJmio:20GBプラン+追加SIM2枚 → 月8,000円前後
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楽天モバイル:4回線契約 → 月12,000円(無制限)
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mineo:パケット放題Plus+音声SIM4枚 → 月9,000円前後
ライフスタイルに合わせて比較し、コストと使いやすさのバランスを取るのがポイントです。
7. 家族で格安SIMを選ぶときのチェックリスト
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データ容量の合計と家族構成に合っているか
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サポート体制(電話・店舗・チャット)は十分か
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フィルタリングや迷惑電話対策があるか
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支払いをまとめて管理できるか
まとめ
家族で格安SIMに乗り換えると、通信費を年間10万円以上節約できる可能性があります。データシェアプランや複数回線割引を活用すれば、無駄をなくして効率的に運用できます。重要なのは、家族全員の使用状況を把握し、最適なプランを組み合わせること。この記事を参考に、家族全員で快適かつお得な格安SIM生活を始めてみてください。