格安SIMに乗り換えたいけれど、「本当に自分のスマホで使えるの?」「大事な連絡先や写真が消えたらどうしよう…」と不安に思う人は少なくありません。実際、準備不足のまま契約してしまい、「スマホが圏外のまま使えない」「キャリアメールが消えてしまった」と後悔するケースもあります。この記事では、格安SIMに乗り換える前に必ず確認しておきたい10の準備を詳しく解説します。チェックリストとして使えば、初心者でも安心してスムーズに乗り換えられます。
1. スマホが格安SIMに対応しているか確認する
まず一番重要なのが、今のスマホが格安SIMで使えるかどうかです。
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SIMロック解除:2021年以降に購入した端末は原則SIMフリーですが、それ以前のキャリア端末はSIMロック解除が必要な場合があります。各キャリアのマイページから無料で手続き可能です。
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対応バンドの確認:海外製スマホや古い機種は、対応周波数が合わず圏外になることがあります。格安SIM公式サイトの「動作確認端末一覧」を必ずチェックしましょう。
2. 契約中のプランや解約条件を確認する
今使っているキャリアの契約状況を確認しないと、思わぬ費用が発生することがあります。
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解約金・違約金が発生しないか
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契約更新月がいつか
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機種代金の残債があるか
機種代金の分割払いが残っている場合、乗り換え後も継続して支払いが必要です。
3. MNP予約番号を発行する準備
電話番号をそのまま使う場合はMNP予約番号を発行します。
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ドコモ:My docomoまたは151へ電話
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au/povo:My auまたは0077-75470へ電話
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ソフトバンク:My SoftBankまたは*5533へ電話
有効期限は15日間ですが、格安SIM申込時に残り10日以上必要な場合が多いため、取得後はなるべく早めに手続きしましょう。
4. データのバックアップ
乗り換え時はスマホを初期化する必要はありませんが、万が一に備えてデータをバックアップしておくと安心です。
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連絡先:Google連絡先やiCloudへ同期
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写真:GoogleフォトやiCloud写真を利用
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LINE:アカウント引き継ぎ設定+トーク履歴バックアップ
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認証アプリ:Google Authenticatorや二段階認証コードも忘れずに移行
5. キャリアメールからフリーメールへの移行
格安SIMにすると「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールは使えなくなります。
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GmailやYahoo!メールを事前に作成
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ネット銀行や通販サイトの登録メールアドレスを変更
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学校・会社・友人への連絡先も早めに共有
6. 支払い方法を準備する
格安SIMの支払いはクレジットカードが基本です。
デビットカードや口座振替に対応していない事業者も多いため、カードがない人は早めに用意しておきましょう。
7. 乗り換え当日の開通スケジュールを決める
MNP転出後は、回線切り替えを行うまでスマホが使えない時間が発生します。
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平日の午前中に手続きすれば1〜2時間程度で開通
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土日や夜間は時間がかかる場合あり
重要な連絡がない日やWi-Fi環境がある場所で手続きするのがおすすめです。
8. APN設定方法を確認
格安SIMを使うためには、APN(接続先情報)の設定が必要です。
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iPhone:プロファイルをインストール
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Android:設定→モバイルネットワーク→APN追加
事前に公式サイトからマニュアルを確認しておくとスムーズです。
9. サポート体制をチェック
初めての格安SIMなら、サポートが充実している会社を選ぶと安心です。
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チャットサポートがあるか
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店舗や電話窓口があるか
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トラブル時の対応時間(9〜18時 or 24時間)
10. キャンペーンを見極める
格安SIMは乗り換えキャンペーンが豊富です。
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初期費用無料
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端末割引
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キャッシュバックやポイント還元
タイミングを合わせるだけで数千〜数万円お得になることもあります。
まとめ
格安SIMへの乗り換えは、事前準備をしっかり行えば難しくありません。
今回紹介したチェックリストを使えば、対応端末の確認、MNP予約番号、バックアップ、メール移行など、やるべきことを漏れなく済ませられます。特にキャリアメール移行とデータバックアップは後から取り戻せない重要なポイントなので、忘れず実施しましょう。
準備が整えば、あとはオンラインで申し込み、SIMカードが届いたら差し替えてAPN設定するだけ。
格安SIMにスムーズに乗り換えて、スマホ代を大幅に節約しましょう。